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さてさて、NNにとって音楽情報の収穫がわりとあった2002年にリリースされた、めちゃくちゃお気に入り&オススメCDを10点選びました。紹介していないマグレブ以外のアーティストもいますが、少なくともマグレブと何らか関係のある人ばかりですので、要チェック! |
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■1位 Cheb
Bilal 『SIDI SIDI』
やはり2002年のヒットはこれでしょう。今までのビラルに見られなかったサウンド!画期的な作品です。今までは音的に決しておもしろいとは思えるものが少なかったのですが、よくがんばった、ビラル!努力賞も兼ねてダントツの1位です。2002年は生ビラルもバルベスで見れたとても貴重な年でした。(笑) |
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■2位 Cheb
Hasni 『8ans Deja』
そうです、ライ永遠のスター、シェブ・ハスニが凶弾に倒れて早8年。ライ・センチメンタルを歌わせたらハスニを越える歌手は未だ存在しません!ハスニのコンピレーションは腐るほど出ていますが、私がずっと探していた曲『Mazal
Galbi Melkiya Ma Bra』が収録されていてかなりうれしかった1枚です! |
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■3位 Salif
Keita 『Moffou』
突然マリのスターになってしまいましたが、今年来日した話題のアーティストです。もちろんブルー・ノートのステージも見ました。すごかったぁ…。そしてこのアルバム、全曲アコースティックに仕上がっているという、サリフの体臭を放つような強烈な存在感をアピールしています。 |
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4位 113 『FOUT LA MERDE』
ライに自らのルーツを見出すラップグループのひとつ『113』の最新アルバム。どうしてもこの手のラップは軽く聞き流すなんてことはできません。重い荷物を背負った感じになるあたりはやはりアルジェリアの独特さがありますね。 |
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■5位 Amr
Diab 『Aktar Wahed』
最近エジプトのジールやレバノン歌謡界の音楽情報を怠っていたのですが、アムルは話題度ナンバー1ってことと、このアルバムの日本盤ライナーノーツを書いている人が知り合いだったもので、寒い財布を搾り出して買いました。うーん、42歳にしてもまだなおエジプトのアイドル。さすが…と納得する最先端の音でした。 |
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■6位 Samira
Said & Cheb Mami 『Youm wara Youm』(Single)
今最も活躍しているライ歌手シェブ・マミとモロッコ出身エジプトで活躍するサミラ・サイードのデュオです。それにしてもアラブ歌手はジャンルが違くてもデュオするのが好きですよね。コブシさえ効いていればマケーン・ムシケレ!それにしても、マミの切れ味いいリズム感には頭が下がります。かっこいいです、マミ様。 |
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■7位 Manu
Chao 『Radio Bemba Sound System』
ギャー、このジャケすごい!!インパクトありすぎ…。(笑)元マノー・ネグラのリーダー、マヌー・チャオのライブ盤。『Me Gustas
Tu』が世界中で大ブレイクしたのは記憶に新しいですが、ラシッド・タハと同様、先進国の非道徳的な悪行を糾弾し、民衆の思いを代弁をする存在。今や第三国家を代表する大御所と言ってもいいでしょう。 |
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8位 MAHARAJA 『MAHARAJA』
ジプシーの源流、インド、ラジャスタン音楽。このマハラジャも夏に来日しました。なんともすごいステージで盛り上がりました。究極の大道芸とはこれだ!と手慣れたパフォーマンスを見せつけられました。大道芸魂が宿るインド人パワー+パキスタン〜中央アジアへ抜けたロマの長旅を醸し出す何とも不思議な魅力です。 |
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9位 MOMO 『Birth of Dar』
ロンドンやイタリアのクラブ・シーンで注目されているモロッコ人グループ、MOMO。モロッコ人がこんなテクノのセンスを持っているなんて…、と一撃くらいました。日本のクラブ・シーンでも普通にかかっていてもおかしくないような音ですよ、これは。多彩なサンプリングを行っているアンダーグランドなクラブ・シーンではこの手のモロッコ独特のドロドロなものは受けるのではないでしょうか。ま、日本のレーベルが注目したくらいですから、期待できそうです。 |
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■10位 Rachid
Taha 『live』
タハが来日してかれこれ一年以上経ちますが、そのアジア・ツアーの模様を収録したライブ盤。それにしても、タハの敏感でなおかつ卓越された才能を見せつけられたライブでした。このライブと9.11事件はセットで記憶されています。タハの来日は本当に意味のあるものでした。タハ様、また来てください。<(_
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