旅の情報編06:モロッコ雑学教室
土着の言葉・ベルベル語  


 
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ベルベル文字・ティフナグ

モロッコはアラビア語にアラビア文字の国。
そう思っていた頭にはちょっとした衝撃かもしれません。
モロッコではアラビア語の他に、田舎等では今も日常語として使われているベルベル語。
実は読める人はまだまだ少ないながら、2005年に正式にベルベル語教育がスタートしたこともあり、今では街中でベルベル文字を見かける事もとても多くなりました。

ベルベル語教育のスタートともに利用されることとなったこのベルベルの文字は、ティフナグと呼ばれています。

歴史的に、大多数のベルベル人はその言葉を書き表すための文字を持っていませんでしたが、マリ、ニジェール、アルジェリアのサハラ地域で遊牧民として暮らしていたトゥアレグ族の一部の貴族階級の女性たちによってベルベル語を書き記すための文字として守り伝えられた文字がありました。

これがティフナグとしてその形を残したベルベル文字で、その原型は、アルジェリア北部にヌミディア人が古代王国を築いていた紀元前2世紀ごろの石碑や文献に記されたかたちで見つかっています。

このベルベル特有の文字は北アフリカのイスラム化(アラビア文字の導入)とともに衰退するという運命をたどりましたが、現代に至り、まずはトゥアレグの多いニジェールの一部の都市で使われていたというところから、モロッコよりも先に国語としてベルベル語を導入する動きの出たアルジェリアで用いられることとなり、次いでモロッコでもベルベル語の表記に公式に用いられることとなりました。

モロッコでのベルベル語教育はInstitut Royal de la Culture Amazigheという機関が当たっており、このサイトでいろいろな情報を得る事ができます。オンラインベルベル語教育サイト、なんていうのも試験版ながらスタートしていますので、ご興味のある方は以下のサイトへどうぞ。

Institut Royal de la Culture Amazighe(仏語のみ)
 →ベルベル語フォントのダウンロードページ(Win&Mac)

 
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