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語学は得意ではないんですが、
英語はどのくらい通じますか?
まず第一に、モロッコはアラビア語、そして公用語としてはフランス語、あるいはスペイン語が使われている国であるということを念頭においておきましょう。
時々「英語も通じない!」といって怒っている人もいますが、モロッコという国を旅先に選びつつも、「アラビア語もできない、フランス語もできない」 のは自分たちの方なのですから、ひとまずはそれが何語であれ、自分のよくわからない言葉で私たちの言おうとしていることを相手が理解しようとしてくれている事に、ひとまずは感謝の気持ちをもつべきでしょう。
また、「モロッコ人の英語はなまりがキツくて分からない」と、相手の発音をバカにする人もいるのですが、話す方に訛りがあっても、とても耳のよいモロッコ人。聞く方にはほとんど問題がないので、彼等にとっては「日本人英語」も、訛りがあってよくわからない英語である、というのも忘れてはいけない事かもしれません。よくわからない、というのは、お互い様なんですね。
それを大前提にお話すると、英語が全く通じないということは、よほど小さな村でないかぎりあまりありません。
観光業についている人間を中心に、暇な学生など、かならずといっていいほどどこかで英語が通じる人に出会うことができますが、細かいニュアンスの全てが通じるとは思わない方がいいでしょう。
ただし英語がわかるからといって、その全ての人が「英語に堪能」なわけではありません。トラブルになった時など、特にそのことを忘れないで下さい。
そんな時には、「英語がちょっとわかる人がいただけでもラッキーなのだ」と思えば、そんなにイライラしなくて済む事でしょう。
さて、その当のモロッコ人ですが、旅先で日本語を聞く事をあまり好まない日本人と違って、とにかく自分の言葉で話してくれることを喜ぶ人々です。
どんなに少しでも、こちらが「覚えよう」という姿勢を見せていると、どんなにへたくそであっても、その気持ちを理解してくれる人々です。
せっかくそんなモロッコに行くのですから、ぜひともモロッコのアラビア語にもチャレンジしてみて下さい。旅がぐっと深まります。
とにかく話す事にはこだわりのあるモロッコ人。そんな彼等と楽しいひと時を過ごす事を目的に、「旅の指さし会話帳」を著者として書かせていただきましたので、どうぞご利用下さい。
また、 旅のまよいかた音声付きアラビア語講座では、一般的な挨拶表現等について、モロッコ人の発音付きでご紹介していますので、出発前の学習にぜひお役立て下さい。
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