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基本の挨拶表現

できるならすらすらと自己紹介くらいしみたいと思うのが、言葉のわからない国へ行こうと思った時つい思ってしまうこと。
や〜!ジャポネ!けれども、自己紹介までたどりつくことができなくても、たったひとことの挨拶を、現地の人々の言葉でするだけで、モロッコの人々と旅人である我々の距離はぐっと縮まります。
ここでは、これだけ覚えておけば楽しく旅ができるだろうという必要最低限のアラビア語および、モロッコに数日いれば何度も耳にすることになるだろう定番のフレーズを御紹介します。



 こんにちわ

あなたの上に平和がありますように、というイスラム圏共通の宗教的な挨拶です。どうしても宗教的な表現をさけたい場合は、フランス語でボンジュール、と言うのがいいでしょう。wa、というのはアラビア語でandにあたります。


 アッサラームアレイコム ssalam 'leikum
 ワ アレイコムサラーム wa 'leikum salam



 おはようございます

「善の朝」という意味。これに対する返答はフスハーではスバーフンヌール(光の朝)となりますが、モロッコではスバーハルヘイルとそのままかえすのが一般的です。


 スバーハルヘイル sbah hlkhir



 こんばんわ

善の夕という意味。フスハーでの返答はメサーウンヌールとなりますが、これもモロッコではメサーウルヘイルとそのまま返します。


 メサーウルヘイル mes lkhir



 おやすみなさい

あなたが朝元気に目覚めますように、という意味で、フスハーでもほぼ同じ。けれどもフスハーでは「ライラ・サイーダ」(直訳すると「平和な夜」)ともいい、モロッコでも通じなくはありません。が、モロッコ人にはフスハーというのは文学的すぎ、あるいは古い表現すぎというように感じられるとともに、日常ではフスハーは使われていないため、通じないこともあります。
ちなみにこのフレーズは発音に注意しないと、おはようございますと同じになってしまうので要注意。


 ッスバハールヘイル tsbah lkhir



 元気?

こんにちわよりも言われる回数が多いかもしれない挨拶の定番。ラバース?ビヘール?と言いながら左右のほっぺたにキス(ブース)しあうのがモロッコ式の挨拶です。くどいですが、慣れてしまうと、なくなるとかえって寂しい不思議なものなのです。


 ラバース labas



 おかげさまで元気です

「おかげさまで」と訳しましたが、ハムドゥリッラーというのは、アッラーを讃える、という意味です。これを言うと、「君はムスリムかい?」と言われることもしばしばですが、モロッコでは、いえ、イスラム世界においては、一時が万事ハムドゥリッラー(神のおかげで、というようなところ)なので、使用頻度はかなり高い言葉です。


 ラバース ハムドゥリッラー labas lhamd lillah



 ありがとう

シュクラン、というのはイスラム世界ではどこでもほぼ共通の言葉です。
2つ目のありがとうは、テキストによってはベルベル語ともモロッコ方言アラビア語、とも紹介される表現で、同じくありがとうを意味し、よりモロッコ的です。


 シュクラン shkran
 バーラカッラーフィーク barak llah fik



 どういたしまして

「どういたしまして」にはフスハーにもあるアフワン、というのも使われますが、こちらの表現はマグレブ独特のものです。私がしなくてはならないことですからお礼など言わなくていいですよ、というなんとも謙虚な意味です。


 ラ シュクラン アラワジーブ la shkran 'la wezhb



 さようなら

平和とともに、という意味で、一番よく使われるさようなら、の表現です。


 ビッサラーマ bi ssalama



 いただきます

神の名において、という意味。何かをいただく時にはこういって神様に感謝します。アラブ世界では食肉をさばく時、こう言いながら頸動脈を一気に切断するのが慣例です。

 ビスミッラー bis millah



 ごちそうさま

ごちそうさま、と訳しましたが、これも前出のラバースの所と同じ、アッラーを讃えるという意味のフレーズです。元気なのも、自分が今日食べられるのも、今日いきているのも、みんな神様のおかげです、というわけです。アラブ地域では、神様という存在はまだまだこのように生活に密着しています。

 アルハムドゥリッラー lhamdu lillah



 すみません

人を呼び止める時や、ちょっとぶつかってしまった時などに使う、まさに日本語のすみません、と同じように使えるフレーズ。

 スマホリヤ smeh liya



 ごめんなさい

自分の非を認めて相手にあやまる時に使う表現ですが、管理人はこのセリフをモロッコ人の口から聞いたことは、少なくとも記憶の中にはありません。

 スマハニ smahni



 お願いします

英語で話していてもフランス語で話していても、はたまた日本語で話していても、語尾につけるだけで、ちょっとサマになる便利な言葉。

 アーファク 'afak



 はい・いいえ

フスハーではYESにあたる表現をナァム、と言いますが、モロッコでは名前を呼ばれて答える時などにナァムを、了解した、という時のはい、にイィエを使います。
ただ、はい、をあまり使う機会がないのに対して、NOであるラッ、はモロッコ人の子供から旅人まで、連発することになるでしょう(笑)

 イィエ iyeh (はい)
 ラッ la (いいえ)



 OK

よし、分かった!という時に、元気よく使う表現です。
当然わかったわかった、しょうがないなぁ、という時にも使えるわけですが。


 ワッハ wakha


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