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ヨーロッパでは、しばらく前からモロッコブーム。 日本人にとっては、「ここまでとは思っていなかった」というような混雑ぶりの事も少なくありませんので、特に以下に挙げた季節については、旅程および移動のための足の確保に十分注意して旅程をたてていただくと良いでしょう。 ■ 西暦に関する混雑 モロッコが一番混雑するのは、3月4月のイースターの時期。 モロッコの一番のお客様であるフランス人は、全国が4つに分けられ、それぞれずれた時期に設定されたバカンスを過ごすため、およそ1ヶ月に渡ってイースターのバカンスシーズンが続きます。 また、スペイン人も、暦通りのイースターに大型休暇があるために、この時期はモロッコ国内が大変混雑し、空港もゴールデンウィークの成田空港並みの混雑となります。 この時期は、高級ホテルや人気ホテルは半年以上前から満室と言われてしまう事もあり、ホテルのクラスを問わず、空き部屋を見つける事そのものが難しい時期でもあります。安宿にしても、サロンで雑魚寝しない事には眠る場所も確保することができない、という状況にもなりますので、この時期の旅行は、特に事前に準備した方が良い時期になりますのでご注意下さい。 また、12月のクリスマスは、世界中からお客様が集中する時期。 ホテル等はミニマムステイ(最低宿泊日数)が設定され、いつも簡単に泊まれるホテルも泊まれなくなってしまったり、クリスマスや大晦日に、値段の高いディナーの予約が強制となる事も少なくありません。 イースター時の混雑ほどではありませんが、ホテルの手配はできるだけ早めにスタートするのが無難です。 ■ イスラム暦に関する混雑 ラマダン明けに3日ほど、犠牲祭終了後は1週間ほどのお休みがあります。(土日の関わり方によって異なる) モロッコ人にとって、これらのお休みはお正月とお盆のようなものに当るため、全国的な大移動が発生します。 それぞれのお休みの前後1週間くらいは公共交通機関が大混雑し、バスや長距離タクシーでは値段が倍ほどに跳ね上がりますが、それでも需要に追いつかない事も。 この時期に公共交通を使って移動する予定のある方は、お金の問題でなく、物理的に動けない、という事になってしまう可能性があることを念頭において旅のスケジュールを作りましょう。 特に犠牲祭当日は、バスもタクシーも動かない事が多いので注意する必要があります。 ■ 現在の予約状況を見る ■ 「モロッコ旅のまよいかた」ホームに戻る |