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一人旅。
モロッコの勢いに疲れた時に、これまた勢いのあるモロッコ人にバスの隣の席に座られたりするとちょっぴり疲れてしまうことだってよくあるものですが、このお隣さんとのふれあいがまた旅のだいご味。
元気でいても、疲れていても、振り返ってみると実にいろいろな思い出を残してくれているのが、ほんの数時間のパートナーであるバス旅のお隣さんかもしれません。これからモロッコに行かれる方も、きっといろいろな体験がそこにまっているはず!
公共交通(バス・タクシー)での旅行について
個人で旅をする方にとってはほとんどこれしか手段がないのでどうしようも無いのですが、モロッコではバスやタクシーの無謀運転による事故も少なくありません。(特に1分でも早く目的地にたどりついて、1分でも早く再出発してお客さんの数を稼ぎたい民営バスや乗り合いタクシー)
彼等は2車線しかない道路に並走して喧嘩をはじめたり、減速せずにカーブを曲がったり、余裕を持ってブレーキを踏まずに、ギリギリになってからどうしようもないとばかりにブレーキを踏んだり…。
安全面を重視するのであれば、モロッコ人でさえバスであればCTMかSupratour(いずれも国営、または半国営)、タクシーであれば出来る限り知っているドライバーの運転する車を利用するようにしているくらいです。
なぜならCTMやSpratourは出発時刻が比較的厳格に決められており、正規の停留所がある所以外でのお客様を乗せることも禁止されているので、焦って運転する必要がないからなのです。
このところ交通事故対策に国が動き出している事を感じるので、必要以上に公共交通の利用を怖がる必要もありませんが、現実問題としてこの事故も少なくない、という点をどこかで覚えておく必要もあるかもしれません。
とにかく安全重視で旅をするならどうすればいいのか?
それはやはり鉄道のあるところでは鉄道を利用すること、また、予算があるのであれば、ツーリスト向けの営業免許を受け、旅行代理店等の依頼に基づいて配車される「Transport Touristique」(トランスポート・ツーリスティック)を利用する、あるいはタクシーに多めの金額を払って、ゆっくり運転してもらうように伝えるというのも一つの手段かもしれません。
モロッコ庶民と同じように動きたい…とは思うのですが、同じように動くということは、同じように扱われる、すなわち仮に事故ががあったとしても、外国人だからといって特別扱いされることはないということを覚えておきましょう。同じ価格=リスクも同じであることを忘れずに。
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