旅の情報編01:旅のまよいかたガイド
モロッコへ、モロッコからのフライト 分かち合いの工夫・モロッコ人の生活マナー


 
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公共交通の種類と特徴

一人旅。
モロッコの勢いに疲れた時に、これまた勢いのあるモロッコ人にバスの隣の席に座られたりするとちょっぴり疲れてしまうことだってよくあるものですが、このお隣さんとのふれあいがまた旅のだいご味。
元気でいても、疲れていても、振り返ってみると実にいろいろな思い出を残してくれているのが、ほんの数時間のパートナーであるバス旅のお隣さんかもしれません。これからモロッコに行かれる方も、きっといろいろな体験がそこにまっているはず!

公共交通(バス・タクシー)での旅行について
個人で旅をする方にとってはほとんどこれしか手段がないのでどうしようも無いのですが、モロッコではバスやタクシーの無謀運転による事故も少なくありません。(特に1分でも早く目的地にたどりついて、1分でも早く再出発してお客さんの数を稼ぎたい民営バスや乗り合いタクシー)
彼等は2車線しかない道路に並走して喧嘩をはじめたり、減速せずにカーブを曲がったり、余裕を持ってブレーキを踏まずに、ギリギリになってからどうしようもないとばかりにブレーキを踏んだり…。

安全面を重視するのであれば、モロッコ人でさえバスであればCTMかSupratour(いずれも国営、または半国営)、タクシーであれば出来る限り知っているドライバーの運転する車を利用するようにしているくらいです。
なぜならCTMやSpratourは出発時刻が比較的厳格に決められており、正規の停留所がある所以外でのお客様を乗せることも禁止されているので、焦って運転する必要がないからなのです。

このところ交通事故対策に国が動き出している事を感じるので、必要以上に公共交通の利用を怖がる必要もありませんが、現実問題としてこの事故も少なくない、という点をどこかで覚えておく必要もあるかもしれません。

とにかく安全重視で旅をするならどうすればいいのか?
それはやはり鉄道のあるところでは鉄道を利用すること、また、予算があるのであれば、ツーリスト向けの営業免許を受け、旅行代理店等の依頼に基づいて配車される「Transport Touristique」(トランスポート・ツーリスティック)を利用する、あるいはタクシーに多めの金額を払って、ゆっくり運転してもらうように伝えるというのも一つの手段かもしれません。

モロッコ庶民と同じように動きたい…とは思うのですが、同じように動くということは、同じように扱われる、すなわち仮に事故ががあったとしても、外国人だからといって特別扱いされることはないということを覚えておきましょう。同じ価格=リスクも同じであることを忘れずに。

 
飛行機(国内線)
さすがに飛行機ですので、時間は正確です。
が、その日のその路線の最終フライトであるようなフライトの場合、国際線の遅延に応じてフライト時間が遅くなることもあるので注意が必要です。
ただし問題はフライトのキャンセル。
人数が少ないと予定していたフライトがキャンセルになってしまい、次のフライトに振り替えられてしまうこともあります。こういったケースでは、宿泊先のホテルに到着が遅れる旨を連絡しておくと良いでしょう。
 
鉄道
モロッコの鉄道は比較的時間に正確です。
ただし、最近では少なくなったものの、王族の移動や軍隊の移動が重なると、1時間〜3時間程度ダイヤがずれてしまうことがありますので注意が必要です。乗車の20分くらい前には駅にいるようにしましょう。
また、いずれの都市も、駅近くでタクシーを拾うと料金をふっかけられます。(ツーリストだけでなく、モロッコ人でも同様)
この時には料金を交渉してもほとんど無駄。いやな方は、少し歩いて駅を離れ、普通の流しのタクシーを待ちましょう。
 
民営バス
民営バス...
それはバスが本格的に動きだすまで、なにやら演説をしてからお金を集めてまわるおじいさんがいたり、物売りが小さなお菓子のかごを持って車内を巡回したりの、小型のスークが吹き抜けていくような不思議な移動空間。

いつまでたっても出発する気配さえ見せないのにイライラしたり、そこへきておでぶのオバさんがぎゃおぎゃお泣く子供をキンキン声でどなりつけたりするのにまたイライラ。
モロッコ社会の縮図の中でただひとり、 まだまだ人間ができてない...なんて反省したり、元気な時には、これぞモロッコなどと思ったりしてしまう勝手な旅人をのせて今日もゆく...

けれど、賑やかさにちょっぴりうんざりしながら、ぼーっと窓の外をながめていると、突然私の腕をつっついて、となりのおばさんがお昼御飯のおすそわけ!すると今度はとなりのとなりのお兄さん、私にお菓子をどうぞとまわしてくれたりするではありませんか!

パンクに故障ににぎやか音楽...
そんな小さな驚きのつめあわせこそ、民営バスの魅力です。
しかし欠点として、バスはそこら中でお客さんを拾うために止まってしまい、一体いつ目的地に到着するのかわからないのに加えて、時にその車体は超ぼろぼろ。シートからウレタンがはみだしてたりなんてことはしょっちゅうです。けれど、その点を差し引いても、安全面での問題を除けば、旅の味わいそのものは民営のバスの方があるかもしれません。
 
CTM
先に民営バスをご紹介しましたが、新しい街への到着が夜になりそうな場合、到着時間のはっきりしているCTMのほうがやっぱり安心。
バス停も解りやすい位置に有ることが多いので、到着以降のホテル探しなんかが比較的楽です。

しかしCTMは、民営に比べておとなしい?お客様が多く、一度民営バスの楽しさを知ってしまうと、少々物足りなさを感じてしまうかも。が、かといって不親切なモロッコ人が乗っているというわけではないので、快適に旅路を進められることは確か。状況と懐具合をよくみながら、使い分けられるのが一番です。
 
グランタクシー
グランタクシーは、街中では一定の順路を巡回しながらその方面を移動するお客さんを乗せる巡回バスのような役割を、街を出た所では、A街とB街を結び、その途中でお客さんを乗り降りさせる、という仕事をしています。
車は古いベンツが使われている事が多く、座席は基本的に前に運転手を含めて3人、後ろに4人の合計7人乗り。
グランタクシーの乗り場は大概バスターミナルの近くにあり、行き先別に固まっています。到着したらどこへ行きたいのか告げてつれていってもらいましょう。

運賃は、1座席いくら、という形で決められており、ラマダン明けのお祭り、犠牲祭の前後1週間程度はモロッコ人の大移動があるので高い時には価格は2倍にも跳ね上がります。
ちょっとゆったり旅がしたかったら、2人分の座席の代金を払って助手席をキープしてしまいましょう。

また、登録した営業範囲を越えてお客さんを送ることはできますが、登録地外の場合、下ろした先で新しいお客さんを拾い、帰路もお金にしてしまう、ということができなくなるために、チャーター料金も割高となるか、引き受けてもらえない場合もありますので、そんなときはTransport Touristiqueと書かれた車のレンタル会社か、旅行代理店に相談してみましょう。
(どちらに相談するのが安いかは、条件によっても異なります)

 タクシー料金の目安
 ◎マラケシュ=ワルザザード 片道一人 70DH
 ◎ワルザザード=ザゴラ   片道一人 40DH
 ◎ティネリール=トドラ谷  片道一人 6DH
 ◎エルフード=フェズ    片道1台  約1200DH
 ◎マラケシュ=カサブランカ 片道1台  約550DH
 
プチタクシー
プチタクシーはいわゆる流しのタクシー。
好きな路線を走って、お客さんの指示通りに目的地へ向かいます。
このため料金はグランタクシーよりも割高。
大都市ではメーターが使われますが、小さな都市では街中であれば1回いくら、郊外であれば1回いくら、といった金額で計算されます。

マラケシュではメーターが使われるものの、どんな近距離でも最低運賃は5DH。夜8時以降は割り増し運賃となります。
 
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