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■ 革製品
モロッコにいるときには気がつかなかったけれども、無臭、無菌が好まれる日本の生活に戻ってハタと気がつくのが革製品のにおい。
モロッコ人は、モロッコの革はそんなことない、この商品はとりわけよく作ってあるからなどいろいろ言いますが、モロッコの革製品、残念ながら基本的にはどれも日本の湿気の元ではひどい「悪臭元」+「かびの巣」になってしまいます。
私が買った鞄などは、購入から3年たってようやくその臭いが落ち着いてきたかもしれませんが、ランプシェードやバブーシュも、気をつけないとどんどんかびてしまうことになるので、湿気には十分気をつけて保管しましょう。
また、臭くても、カビる可能性があってもいい!という方にも、この「日本の湿度というのは、君たちの想像を上回る強烈さなのだ」という言い訳は、欲しくない皮製品をすすめられた時のいいわけにもなりますので、覚えていると役に立つこともあるかもしれません。
■ 銀製品の価格
北西アフリカでは歴史的に金よりも銀の方が珍重されていたせいもあるのかな、と親切に解釈していますが、業者の中には銀1グラム40DH(約400円)なんていう金額をふっかけてくるのもいますので、出発前に新聞で銀相場でも見ておくと、参考になるかと思います。
銀としての純粋な価格+作品のできばえの両方で、商品の値段として判断するといいかと思います。
■ 陶器
鮮やかな色が美しいモロッコの陶器は、焼く時の温度がそんなに高くないために、壊れやすいのが難点です。土とのかかわりもあるかと思いますが、サフィ製(モダンな柄のものが多く、強いつやがある)のものの方が 割れやすいです。また、フェズ製の陶器の方がこわれにくくはあるのですが、日本の陶器にくらべれば強度が劣るので、持ち運びには注意しましょう。
また、フェズの陶器は上薬に2種類あり、伝統的な比較的マットな輝きを出すものは、水分を含んだ食品を置く事ができませんのでご注意下さい。
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