旅の情報編07:モロッコ・旅の記憶
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2000年、12/6〜10の日程で初めてモロッコに旅行してきました。
私達夫婦が参加したのは、スペイン発のマラケシュ4泊5日滞在ツアーでした。
到着当日13時には自由になっていたので、お昼を取りながらフナ広場を下見がてら散策をしようと思い、ルームキーを預けホテルを出ようとしました。
ところがホテルのドアボーイが(4つ星の有名チェーンホテルでしたが)私達を引き止め、今はラマダンだから外出しても食事は出来ないよといいます。お菓子を持っていた私達は、ダメもとでとりあえず散策に行くと伝えると、今度はホテル公認のガイドを紹介するといいます。

ガイドを頼む気が無かったのですが、話だけ聞いてくれとガイド本人が来ました。
後から考えれば、HPに「今日だけだ」という文句は当たり前と書いてあったのですが、その時もその調子でした。
ただ内容としては、「スークはいつでも開いている、しかし今日はベルベル人が月に一度荷物を卸しに来ているので、とてもいい物が見れる。見るだけでもとてもお得だと思う。」との事。

ガイドは信用できないな、と思った私達はドアボーイに「ベルベル人が荷物を持って来るのは月に1回なの?」って確認しました。4つ星のホテルマンなら信用できる…と思った私達が浅はかでした。
ホテルマンまで「ベルベル人が来るのは今日だけだ。ラマダンだから4時か5時には市が閉まるから、行くなら早く決めた方がいいよ。」と親切なそぶり。
結局ガイドを雇ってスークに向かいました。

スークの中はとても複雑で、初日という事もあり驚きの連続。
私達夫婦も「こんな所、二人だけじゃびびって、奥まで歩けなかっただろうね」なんて、ガイドが一緒でとても安心気分。
何個所か店をのぞいたりして、木彫りの店でちょっと気に入った物を発見しました。とても細かい細工のお盆なのですが、1500DHするとの事。
絶対ボッているとしか思えず、店を出ようとするとガイドが来て、一つ一つ値段を確認しはじめました。
何個か値段を聞くと「高いよ!これは一般的な値段で・・DHくらいの物だ。」とか指摘をしはじめて、店の人と言い合いになってしまいました。ただし、1500DHの品は私達が見ても手が込んでいて、制作にも時間がかかるなという物だったし、ガイドも「これだけの品はめったに無いから、これは1500DHするかも」と言っていました。
ただし、値段の折り合いがつかないのならもう店を出ようと言ったので、気に入っていたのですがあきらめて店を出ました。

考えれば、この事でガイドを信用してしまったのですね。
その後絨毯のお店に連れていかれたのですが、そこはとても高い雰囲気。私達は毛布タイプが欲しかったし、柄が欲しいと思っていた感じではなかったのでさっさと店を出ました。
もうその頃にはラマダンの終る5時?近く、店はどんどん閉まって来ていました。絨毯のお店を最後に1件見たい?と聞かれ、見るだけ見たいというと連れて行ってくれました。やはり高そうな絨毯ばかりを薦められたのですが、柄が気に入らないので断り、置いてあった毛布タイプのを見せてくれといいました。ところがなかなか見せてくれなくて。
旦那と「あれは安いから、すぐには見せたくないんだね」なんて言っていたのですが、いざ値段を聞くと2500DHするとの事。

模様はなく、縦糸が濃い青で横糸が白・赤・黄色・濃いサフラン色といった混合で、遠目に見ると、ほとんど暮れてしまった夕暮れの紫に近いグラデュエーションといった風合いで、とても奇麗な毛布タイプの織物なのです。
ただし値段交渉ですが、当初私達の予算は500DH〜1000DHまででした。
1000DH以上は買わないと思い、500DHから交渉しはじめたのですが、ここでガイドを信じてしまっていたのが失敗のような…

つい前回の木彫りのお店で適正価格を教えてくれていると思っていたので、ガイドが「2500DHは高すぎるけれど、500〜1000DHじゃあ、この品物はとても良い物なので絶対に買えないよ。1500DH払わなければ品物が良いから手に入らない」とアドバイスがありました。
でもあまりにも高いと思ったので再度1000DHと書いて店の人に見せようとすると、ガイドが「無理だよ。わかってないよ。」というそぶり。
旦那も「すごく奇麗だから、そのくらいするんだよ」と弱気で。結局1400DHでOKをしてしまい、いざ払う時に税金と言って60DH追加されてしまいました。
ただその時にはまだ初日という事もあり、ガイドを信用してしまっていたし、気に入った物が買えたから満足して帰ってきたのですが。

結局、ラマダンという事実だけはあっていましたが、翌日もベルベルの市だと説明していた場所も同じように店は出ているし、閉まる気配もありませんでした。
最終日には何となく一般的な価格がわかって来た気がして、初日の大きな買い物がとてもボラれてガイドにも上手に言いくるめられてたんだな・・・と痛切に感じました。
何も初日に買い物する事は無かったね・・・・と二人でがっかり。

初日の大きな買い物のおかげで、その後あまり買い物をしなかった私達。
但し、このHPで紹介されていたお勧めのスーパーマーケット(マラケシュのmarjane)に最終日に行き、ちゃんと値札がついていてボラれる心配が全く無いところで、ティーポットやらグラスやらチープな買い物をたくさんしてきました。
本当にこの情報は役立ちました。初日にこのスーパーに来て、適正価格を知った上で、スークに望めばよかった・・・とちょっと後悔。今後マラケシュに行く方で時間がある人はこの順番が良いかもしれませんね。


 
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